「望ましい都市を考える研究会議」は、兵庫県の都市に強い関心を持つ民間企業や団体15社が集まり、平成4年10月に結成された自主的な共同研究グループです。
「望ましい都市を考える研究会議」は、平成5年7月に研究活動の最初の成果として、『但馬の望ましい地域づくり－交流人口の増大をめざして－』を発表しました。その後、淡路地域（平成5年度）及び播磨地域（平成6年度）における望ましい地域のあり方をテーマに調査研究活動を進めてきました。
その後、平成7年1月に起こった「阪神・淡路大震災」に対する兵庫県震災復興計画の基本目標「多核・ネットワーク型都市圏の形成」に着目し、震災復興計画の具体化とその実現化方策の提案を目指して、平成8年3月に『兵庫南部広域都市圏の形成－｢多核・ネットワーク型都市圏の形成｣に向けての提案－』を発表し、県内外から多くの反響をいただきました。
さらに、多くの都市問題を抱え、全国的な不景気とも重なって元気が戻らない状態の神戸を再び取り上げ、平成8年度から「元気が出るまちづくり」という目標を掲げ、わが国の社会潮流が大きく変化するなかで、被災地・神戸が21世紀を先導する都市のモデルになるために、神戸の特性を踏まえたいくつかの異なった切り口から、『あこがれのまちＫＯＢＥ－｢元気が出るまちづくり」に向けての提案－』を具体的な提案としてとりまとめました。この提案書は、おりしも昨今の路面電車の見直し、官民挙げてのＬＲＴ導入ブームを先取りした先進的な内容であったことから、いくつかの新聞紙上でも取り上げられました。
このように、「望ましい都市を考える研究会議」の研究目的は、官民の立場を超えたメンバーが、さまざまな切り口から｢21世紀に向けての兵庫の望ましい都市像｣を考察することを前提にして、その実現に向けて具体的な方策を検討することであり、活動開始当初から一貫して、中・長期的な研究を行っています。
望ましい都市を考える研究会議
研究会の構成メンバー
日本電信電話㈱
大阪ガス㈱
鹿島建設㈱
㈱新井組
㈱大林組
㈱神戸製鋼所
㈱さくら銀行
㈱竹中工務店
川崎重工業㈱
川崎製鉄㈱
関西電力㈱
清水建設㈱
大成建設㈱
東洋建設㈱
（財）21世紀ひようご創造協会 【事務局】
